新曲「伊江島渡し船」歌もち動画付き。この曲で伊江島ハンドー小物語を知る!(2019.3.19 三線稽古記録)
昨日の稽古でまたまた、新曲を習いました。今回の新曲はこちら↓
「伊江島渡し船」 作曲:前川朝昭
歌持ちのみ動画
曲の内容
伊江島の曲です。伊江島のシンボルであるタッチューもでてきます。
観光名所にもなっている伊江島ハンドー小物語にも出てくる「島村ぬ屋敷」など。
この伊江島ハンドー小という物語は実話らしいですよ。
やんばる国道物語から引用
辺土名ハンドー小物語
(国頭村)
いまから二百余年前、伊江島西江前に島村カナヒーという文子(番所の書記)がおりました。彼は伊江按司家に仕えていましたが、按司が年頭使になって薩摩へ行くことになり、島村は随員に加えられました。
薩摩は寒いところなので、綿入れの衣類が必要となり、その仕度のため綿栽培の盛んな国頭間切辺土名へ渡ります。そこで、土地の娘カマド小(芝居ではハンドー小)と出会い、すぐに恋仲になりました。辺土名のカマド小は美人で、村の若者が何人も求婚していましたが、断り続けていました。
しかしカナヒーは、カマド小の容姿にひと目惚れをし、カマド小も自分の理想の男性が現れたことに喜んで、二人の恋は急激に燃えあがりました。ところが、カナヒーには伊江島に妻子がいたのです。
ある日、カナヒーは辺土名にやってきた叔父に、伊江島へと連れ戻されてしまいました。事がことだけに、カマド小にひとこともありません。残されたカマド小は事情が分からず悩み苦しみました。いとこのマチ小に 「あんたは捨てられたのよ。よそ島の人はあきらめなさい」とさとされますが、カマド小はあきらめることができません。
そこで、カマド小は、伊江島からやってきた船頭主に事情を話して、一緒に伊江島へ渡ったのです。しかしカナヒーは、はるばる辺土名からたずねてきたカマド小と会おうとはせず、冷たくあしらいました。
カマド小は愛する人の冷たい仕打ちに絶望して、島の中心にある城山へ登り、自害してしまったそうです。その後、伊江島の島村屋の一族は、次々死に絶えましたが、船頭の一家は栄えたということです。 この伝承を下敷きとして作られたのが、名作歌劇「辺土名ハンドー小」(真境名由康作、一九二四年上演)です。劇中に出てくるハンドー小(カマド小)の亡霊のエピソードや島の青年たちの非情な仕打ち以外は、ほぼ事実であると言われています。 |
うちなー歌劇は、実話でないと法律違反になったとか、なので昔の物語はほとんどが実話であるという。
このような伊江島の紹介みたいな曲ですね。
僕は、伊江島ハンドー小物語は初めて知りました。
沖縄には、各地にこういった実話の恋物語が存在するんですねー!
例えば、ティーマートゥーなんかもそうなんでしょうか?
調べれば深い琉球民謡の世界は飽きないです。
昨日は、歌持ちだけとりあえず練習しました。
また、歌が歌えるようになったら動画アップしたいと思います。
お楽しみに!笑