研修報告 白熱道場in沖縄を受講して 1日目まとめ ① 知る力
白熱道場とは?
J-RIHDOとは
今回受講した白熱道場を主催している日本地域統合人材育成機構(J-RIHDO)は巻き込みつなぐ力をもつ 「ヘルスケアエヴァンジェリスト」を育成し、医療や介護に携わる人の現場力を高め、生き心地のよい地域社会を創造していくことをミッションとした団体です。
白熱道場とは
「ヘルスケアエヴァンジェリスト」に必要な医学的知識に加えて、ヘルスケアの現場で起こる様々なケースに対応するために必要な8つの力を、その思考法とともにワークショップを交えながら学び、力を身につけて発揮できるようにする人材を育成する研修である。
受講した理由、目的
理由
最初は、職場の上司より進められたが内容を読んでみて8つの力の図を見て惹かれて受けてみたいと思ったことがきっかけである。また、スキルアップに確実になると感じたため。
目的
目的としてあげるのであれば、総務職という仕事についているので、全体的な管理、相談、問題などに触れる場面が多くあり、総務だけでは解決できないことがほとんどである。そのため色々な人を巻き込んでつないで問題を解決する力がどうしても必須になる。その力を身につけられる研修が白熱道場のカリキュラムに網羅されているため8つの力をみにつけ「ツナギマキコムチカラ」を習得して自分の職に活かすことが目的である。
知る力
北野病院呼吸器センター・感染制御室 で医師をされている丸毛先生による知る力という講義からスタートしました。
わたしは、今まで総務課という立場上、医療の知識をあまり使うこともないため、知ろうともしなかったです。しかし、この講義を聞いて一番気付かされたことが、医療機関で医療従事者として働く以上、医療の専門知識は絶対に必要であるということ。
それはなぜなのか・・・
それは、病院の中で各専門家を集めて繋ぐ際に医療の知識がなければ、専門家と話す際に躊躇したり、繋ぐ人の選定ができずそもそも繋ぐことがができないからとのこと。
私は、長年病院で勤めていますが、自分ごととは考えずに、ずっと無知なのを知らずにいた事に気付かされました。
診断をしろと言っているのではなく、最低限度の基礎知識を学ぶことで、躊躇せず専門家と直接話すことができるようになる。それは、自分の無知を知り、学ぶこと、努力すればできるようになることであるとおっしゃっていました。
先生がもう一つ強調していたことが、知ることで大事なのは、知る姿勢が一番大事であるとおっしゃていました。
先生の経験談から、権威ある偉い先生が、医師として半人前である私に向かって、「丸毛くんこれはどういうことか教えてくれるか?」と躊躇なく、知らないことに恥ずかしがらずに聞いてきたことがあったそうです。この先生みたいに、誰に対しても「知る姿勢」が大事だと感じた瞬間だそうです。
つまり・・・
知る力とは、無知の知を知り、医学・医療的知識、視点を手掛かりに、自分ごととして現場から生老病死を知り学ぶということが定義になるそうです。
キーワード
- 「知らないことを知ろうとすることが近道である」
- 「自分ごと化」から始まる・・・自分ごととして捉えることが大事
- 「5現主義」「現場から学ぶことが大切」
3現主義「現場、現物、現象」+2現主義「原理、原則」
問題解決のためには「現場」に赴き「現物」を見て「現実」を知り「原理」にのっとって
「原則」を作ること
- 知る姿勢を、受動的→能動的 消極的→積極的 抽象的→具体的 総論→各論へ変える
- 知ったことを分析→統合する
- 医療知識の基本の中でも大切なもの
急性かどうか? 重症かどうか? 重症になるリスクがあるか?を知る
- 医療知識の基本を知っていると感染症対策にもなる
まとめ
今回の講義で得たこと、気づいたこと。
- 「自分ごと化」するということを考える癖をつけたいと思います。
- 医療の基本知識を勉強しようと決めました。
- 自分が知らない部分を自覚して、恥ずかしがらずに知ること、質問すること、学ぶこと、知らないことをさらけ出す
この三つを明日から実践していきたいと思います。